バナー用.jpg

【股関節形成不全】


股関節形成不全(Hip Dysplasia)は略してHDと呼ばれており、レトリバー種に多くみられる疾患です。遺伝的要因が強く多くの遺伝子が複雑に関与するとされています。
遺伝性が70%と言われています。遺伝性の他に環境要因が30%と言われており、飼育環境が原因の場合もあります。
股関節形成不全かどうかを見分けるには、見た目で判断するのは難しく、レントゲンによる専門医師の診断しかありません。日本の検査機関はJAHD(JAHDのホームページ)のみでアメリカのOFAやPennHIPが有名。
JAHDの評価はスコアポイントで表されます。左右合計スコア0~90ポイント(片側45ポイントずつ)で示され、点数が低いほど健全な股関節と言う事になります。JAHDのデーターによると2009年時点でゴールデンRの左右合計平均値は20.9、左右平均12.0、ラブラドールRの左右合計平均値は16.0、左右平均9.5になっています。
登録数が少ない為正確な数値ではない可能性がありますが、危機感を持って飼育する必要がある事は確かです。
この疾患を防ぐにはそれら股関節形成不全の遺伝子を持っていない犬のみによる選択繁殖が何よりも重要。
FCI評価法においては、「A~B=正常な股関節」、「C=軽度の股異形成」、「D=中等度の股異形成」、「E=重度の股異形成」です。

当店ではスコアが0~13の股関節の親犬だけで繁殖をしています。
14以上のスコアの親犬はブリードラインから外しリスク軽減に力を注いでいます。
しかし、日本ではデーターベースが少ない為、先祖を追って調べる事は難しい状況にあります。
両親犬は疾患が無いとしても100%安心して良いという訳ではありません。
ここ数年の原因には生活環境による環境性要因の発症が増えてきており、運動不足、運動過多、滑るフローリング生活や肥満などへの注意が必要です。
幼犬期の肥満は成長途上の股関節に大きな負担がかかり、さらに骨と筋肉の成長バランスが崩れ、股関節が十分に発達できなくなり股関節形成不全へと進行する。痛みで歩行困難になる。
治療法は痛み止め等の投薬治療や外科的治療しかありません。
飼い主は精神的、経済的に負担を強いられることになります。
フローリングなどすべりによる歩行不安定や日常的な階段生活をさせない事、肥満にさせない事や適度な運動、バランスのとれた生活を送る事で環境性要因は予防できます。
kokansetsu1.jpg



飼い主様へお願い

生後1歳を迎えたらJAHDの股関節レベルの診断を受けて頂きたく思います。
評価がどう出ても、愛犬の状態を知る事はとても大切なことです。
遺伝性疾患を減らしていくためには、両親、祖父母の情報はもちろんのこと、兄弟や近親系の情報が大変重要になります。遺伝性疾患を減らしていくには、一つ一つの疾患に対し、すべての個体を検査し、また結果を公開登録し、その情報を使って疾患の発生のない、あるいは少ない血統を選んで交配させていかなくてはなりません。
 多くの方々の協力のもとに登録数が増えていけば、知りたい個体の先祖、子孫、兄弟などの近親のものの遺伝性疾患についての情報が得られるようになり、遺伝性疾患を減らすための大きな力となります。
当店ではご協力いただける飼い主様にJAHD申請料金を全額負担致します。(1歳半迄)
レントゲンの取り方、申請用紙はJAHDのホームページJAHDのホームページにあります。
レントゲンは麻酔無しで行うのでワンちゃんの負担は少ないです。

股関節のほかに肘関節、膝関節の検査もできますが、股関節以外の検査を受けられる場合は実費の費用が掛かります。


申請方法
所定の申し込み用紙、説明を記載したパンフレットがございますので
お電話、メール、FAXにてご請求ください。

その際、お客様のお名前、郵便番号、住所、電話番号をお知らせください。

結果は2か月程度で出ますので評価証の原本を郵送いたします。
コピーは当店で保管させていただきます。

皆様のご協力を頂くことにより、より精度の良いゴールデン・ラブラドールのブリーディングをすることが出来ます。
是非、ご協力をよろしくお願いいたします。




【股関節形成不全レントゲンサンプル】

正常
DSC_0106[1].JPG
(10・8)
右足受けが小さく張りが足りない、骨頭はもっと丸くきれいな方がよい。




軽度



中度
DSC_0110[2].JPG
(19・22)
画像では右足のほうが悪いように見えるが診断では左足のほうが悪い
両足の受けが浅い


サンデー (1).JPG
(右19・左22)
左足骨頭が角ばっている、隙間が多く、受け側の張りが足りない
右足は骨頭の形はよいが受けが浅い

重度

レオ.JPG
(右43 左5)
右側の受けは表面がギザギザしていてなめらかでなく、骨頭を受け止められないくらいに浅い
左足は受け側が骨頭をしっかりホールドしているのが分かる、受け側の張り出しは正常、骨頭も丸くきれい

レオ.JPG
(右27・左31)
両足悪いが、左足のほうが受けが浅い、両足の骨頭が歪で小さい
受け表面はデコボコしている

重度 生後6か月.jpg
↑生後6か月時            

重度 1歳.jpg
↑生後1才時 左足は生後6か月時と変わりないが、右足は悪化し脱臼仕掛けているている
右足 骨頭が小さく、歪、受けが浅い、骨頭と受けの隙間が大きい



ページの先頭へ

ゴールデン男の子