共働きのご家族が多く、昼間はワンちゃんだけが留守になるケースも多くあります。
子犬をお迎えするときにどれくらいの留守番ができますか?と質問されます。
プレジールでは明確にお留守番の定義を決めましたので、子犬をお迎えの方はよくご考慮いただけますようお願いいたします。
犬を一人で過ごさせてよい時間は最大6時間です。
子犬時期だけでなく、犬と生活する全ての期間です。
老犬になり、介護が必要になった時にはもっと短い時間しか留守にすることはできなくなります。
例)朝7時~夜18時までのお仕事の場合、11時間のお留守番になってしまいますが、お昼(12~13時)に一時帰宅することが出来れば、午前中が6時間、午後が5時間のお留守番になり、飼育が可能です。
例)夕方、子供(中学生以下)が帰ってくるので世話が出来ると言う方が居ますが、子犬とは言っても、大型犬です。
お引渡し後3カ月もすれば15キロ以上になってきますので、中型犬の大きさになります。お子様だけで対応することはトラブルがあった時に対応が出来ないので、危険です。
成人が居ないところで犬のお世話をさせることは絶対しないでください。
中高生に関しては、部活やアルバイト、学校の行事などで時間が不規則になりがちなので、犬の世話を日課として頼むことは難しいと思われます。まして、購入から数年後の事をお子様と約束することは現実的ではありません。
大型犬は大人が責任を持ち、しつけや世話をすることになります。
子犬の時期だけでなく、老犬になったこともイメージをしてお迎えするかどうかをご家族でよくご検討ください。
大型犬は小型、中型犬と違い、とても手間がかかります。上の内容をクリアできないご家族は犬種の選択から再検討してみてください。
なぜ6時間なのかをご説明します。
【トイレトレーニング・子犬の時期(0~1歳)】
子犬の時期はトイレを決められた場所でするようにしつけるために頻繁にトイレへ誘導する必要があります。
覚える時期に長時間ケージで留守番をさせると、どこでしても良い、ケージでしても良いと覚えてしまう可能性があります。
【成犬の時期(2~6歳)】
犬の排泄は6時間以内がベストです。(睡眠時以外)
それ以上我慢できる子もたくさんいますが、若い時期に膀胱を使いすぎてしまうと早く老化をしてしまいます。我慢できるからと言って長時間我慢させることはよくありません。
【老犬・介護の時期(7歳~)】
老犬になると、おしっこが頻繁になり、若いころに比べ我慢が出来る時間が短くなってきます。若いころに長時間我慢させた子は、膀胱が痛み易くなりトラブルを起こしやすいことがあります。
また、病気をしてしまったり、怪我も多くなります。リハビリや介助の時間が必要になります。お留守番が出来る時間は状態により短くなります。
若いころと同様のお世話時間ではなくなります。
【水分補給】
気温の高い季節は水を飲むことで体温を下げ、熱中症を防ぐことができます。
留守中に用意した水をひっくり返してしまったりして長時間水を飲むことができなければ危険です。
【温度管理】
落雷等で停電してしまった場合、エアコンは自然には復旧しません。(現在はスマホで操作ができる高機能な機種があるようですが)帰宅したときに室内の温度が思いがけず高くなってしまっていることもあります。
【安否確認】
ケージに入れている場合は危険なことはないかもしれませんが、室内をフリーにしての留守番の場合は何か危険なものを食べたりしていないか確認が必要です。
飼い主様が居なくなってから時間が経てば経つほど、いたずらをしやすくなります。
WEBカメラなどの便利なものもありますので併用するとより安心です。
コードをかじってお家が火事になったりしたら大変ですから、本当に気を付けてくださいね。
人と一緒でいつも元気で病気もしていないということはありえません。
◎お腹が痛くなることもあるでしょう。そんな時はうんちの回数が増え、ゆるくなってしまいますね。留守中にそうなったら、お家はうんちの足跡だらけになっているかも知れません。
◎留守番中に怖いことやびっくりすることがあったら、パニックになっていつもしないようなことをしたりしてしまいます。
お客様の体験ですが、雷にびっくりしていつも飛び越えたりしないサークルを飛び越えようとした時に首輪が引っかかって、、、、亡くなってしまったということがありました。
【解決策】
どうしても6時間以上のお留守番になってしまうご家族の為のアイデア
◎ペットシッターを雇う
鍵を預けて留守中のワンちゃんのお世話をお願いすることが出来ます。
時間給+交通費で来てくれることが多いようです。
しつけに関してはシッターさんによります。
◎犬の保育園に通う
朝預けて夕方お迎えをするスタイル。
トレーナーさんが運営していることが多いので通っているうちにしつけもしてくれるところもあったり、他の犬と遊ばせてくれるので社交性も培われます。
保育園に通う犬によってまたは施設の環境によっては受け入れてくれなかったり、十分な対応をしてくれなかったりする場合があるので、良くリサーチする必要があります。
平常の時だけでなく、いろいろなことを想定してワンちゃんとご家族にとってベストな生活ができるように考えていただけたら、とてもうれしく思います。
良いアイデアが思い浮かばないときや、お悩みの時はぜひご相談ください。
0コメント