動物愛護法が改正になります!
専門家で話し合いが行われている状況で大まかな方向性が出ましたので、ケンネルとしての今後の方針、方向性をお知らせいたします。
※施行内容は決定ではありません。まだ話し合いがもたれている途中です。
2021年6月に施行される事項
●子犬お引渡し時期を生後8週間以降
(現状は生後7週間以降)
●繁殖施設の具体的な飼養管理基準の設置
2022年6月に施行される事項
●マイクロチップ装着、登録が義務化
この法律の目的は犬と猫等の幸せのための法律です。
法律で決められた基準で繁殖を行うことで犬や猫が健康を保ち、苦痛を受けることなく生活することが最低限出来るとされます。
プレジールケンネルはこれらを支持しています。
この内容に大型犬に必要な基準をプラスし、犬たち(お母さん犬やお父さん犬)が生涯に渡り幸せであるように責任をもって飼育させていただく覚悟でいます。
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法改正により変えなければならない点は
ケージの大きさと繁殖サイクル、期間です。
ケージの大きさ
現況
女の子は幅60✕長さ90✕高さ70(cm)
男の子は幅66✕長さ105✕高さ98(cm)
改正後
幅90cm✕長さ120cm✕高さ110cm が規定になります。
(幅は体長の1.5倍、長さは体長の2倍、高さは体高の2倍)
市販ではこの様なケージは見つかりませんでした。
室外用のサークルをオーダーメイドで作り、設置する予定です。
プレジールケンネルの基準
大きさは幅100✕長さ200✕高さ120(㎝)屋根なし
敷地、建物の関係で26~30頭のメンバーになり、今の頭数より6〜8頭少なくなります。
繁殖回数の制限
現状
1才半以降、4才まで、6〜8ヶ月周期で出産
生涯出産回数7回までと独自のルールで行っていました。
改正後
6才まで6回または7才まで6回、1年に1回の出産
プレジールケンネルの基準
5才以降の繁殖はトラブルが多くなる傾向にあるため、行いません。
初めての出産は1才6か月を目安に行い、4才までの繁殖、生涯繁殖回数は6回までとします。
● 頭数を減らさなければならない関係上、残念ながら、
ラブラドールレトリバーの繁殖は2024年までに終了する予定です。
ラブラドールの繁殖計画 2021年8回出産、2022年7回出産、2023年6回出産、2024年未定(0の可能性)で、お父さんは大福のみになる予定です。
ゴールデンレトリバーは続けます。
● 現在、年間160頭を目標に子犬を作出していましたが、改正後は年間100頭に減少する予定です。
この法改正により、全国的に子犬頭数は激減すると思われます。
今の市場はコロナの影響で既に価格が高騰しておりますが、この状況は続き、更に値上がりも十分に考えられます。
これまでもそうですが、より一層のブリーディングを行っていく所存です。
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ワンちゃんを買われる皆さまへ
・ご自身で情報を集めてください。
・複数のブリーダーを訪問して比較してください。
・科学的証拠により繁殖を行っているブリーダーからの購入をご検討ください。
・両親の性格、顔立ち、兄弟、姉妹犬を見てから購入してください。
・決して慌てないでください。
・盛り上がった気持ちだけで買わないでください。
ブリーダーを選別するには買う方が豊富な情報を得て学び、正しい知識をもってブリーダーを選ぶ必要があります。ブリーダーの発する言葉に対し、根拠を示してもらってから信用しましょう。
良い人に見えるかもしれませんが、今までの経緯から、そうなっていない(後からトラブルの元になる)から、このようなそんなに難しくもない内容を法律で縛らなければならないのです。
正しいワンちゃん選びは全体のブリーダーの選別につながり、大変意味のあることです。
私どもプレジールケンネルはこの中で選んでいただけるブリーダーであるよう精進して参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
福田祥子
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